裁判所で記録を閲覧する必要があるのは、土地上のいわいる件外建物と評価されているのか、廃屋として古材木扱いなのか、またはそれ以外の事態がからむのか知る必要があるからです。建物自体の価値はそれほど関係ありません。
建物だと、いわゆる建物収去判決の確定により撤去される性質のものかもしれません。これは、借地権の終了のさいなどに建物を排除するために利用されますね。そのため、建物と客観的に認められる場合は、土地の買受人は難しい課題を抱えることになるかもしれません。
ですから、建物の買取りがすでに約束されているとか、建物の所有者が兄弟だとか、建物の所有関係が事前に確定していないと、こういう土地だけ競売で買う人はまずいません。