先日、私道の価格について教えていただいたものです。その続きの相談ですが、問題の土地は正確には281坪+92坪(私道)です。私道は確か10分の7位の持分だったと思います。281坪の上には、現在父所有の借家が9件建っております。借家は築30年で古いのですが、現在の所空きはなく月50万程度の家賃収入があります。しかし、この土地を担保に、父が6300万円の借金をしており、7000万の根抵当件(2種類の金融機関合算で)が設定されております。月50万の家賃収入といいましても、実際は、借入金の利息、修繕費、税金などで、ほとんどが消えてしまい、元金の返済に至っていないのが現実です。
実は先日、父の健康状態が良くない事がわかり、長男である私は、近い将来起こるであろう相続問題を考えざるを得なくなりました。
窪田様に教えていただいた私道の価格で計算しますと、土地の価格(坪30万・・・近隣の実績から判断して)8430万+私道191万で総額8621万で売却可能ではありますが、実際は売るとなると借家の立退き料の請求、解体費用、そして26%の税金の事等考えると赤字になるような気がします。
父の財産は、他に持ち家1軒がありますが(こちらも、住宅金融公庫の400万の借り入れ残あり、65坪に築8年の家)残される母の住居を考えると、この家は残さなければ、という思いはあります。また、金融資産はほとんどありません。
私は現在別の箇所に妻と共同で持ち家を所有しており、収入的には安定してしておりローンの返済も数年で終わる予定です。しかし、子供2人の教育費、私達夫婦の老後への準備などと考えると、父の残すであろう財産(場合によってはマイナスの…)を引き受けるには、迷いがあります。そして、妻からも、もしもの場合は相続の放棄をしてくれ!と言われて困っています。
この場合、持ち家だけの相続(400万の債務を含めて)をし、借家部分は全て放棄する事は可能でしょうか? また、出来ない場合、私の取るべき行動はこれからどうすれば、良いでしょうか? 尚、私の兄弟は姉(専業主婦)のみです。