>「シロアリが巣食っていてそれを業者に診てもらったらもう駄目だといっていた」と大家さんが言っていたので、それがちょっと心配ですが。
老朽化は駆体部分(柱や梁)の傷み具合が基準のようです。
>内装は防音工事などが主なものです。
茂夫さんの場合はスタジオと云っておられましたが音響関係なわけですね。もともと造作請求権を与えた趣旨は「家主はそのことで建物がよくなった」ことによるものと思います。そのことからすれば、防音壁をしたことでどれだれ建物自体によい影響があったかどうかは専門家でないとよくわかりません。そのうえ、どうやら、契約書にも「・・・放棄する。」と云うようです。従って、「造作費を支払うまで明渡しない」と云うことはかなりむつかしいかも知れません。
>弁護士さんに頼んだ場合、一般的にはどのくらいの料金がかかるのでしょうか。
現在では、家主側で「明け渡してくれ」と云っており茂夫さん側で「それはできない」と云う返事をしているわけですから、茂夫さん側で弁護士に依頼する必要はないと思います。家主側で訴訟の提起があって初めて弁護士に依頼すればいいと思います。費用は目的の建物の価格(固定資産評価額)の5%程度です。