> 先日、旦那宛に、裁判所から通知がありました。
> いま住んでいる家を、強制競売のため、現地調査に伺います。という内容です。
強制競売は、抵当権実行による競売と違い、必ず、債務名義と云う裁判所又は公証人の公正証書などの書類が必要です。おそらく、印鑑証明書を差し入れてあったか、裁判所から何らかの書類がきていたのに放置していたため欠席判決になったのでしよう。
> 旦那に問い合わせしたところ、独身時代にヤミの金融業者から200万円を借り、何度かに分割して、元金の倍以上を返済したそうです。本人は全額返済したつもりでいた。というのですが・・
借りた金の倍以上返済しているなら、債務不存在で、その競売は取りれしとなるかも知れません。しかし、これは、それなりの手続きが必要です。
> 本人は、地元の法律事務所へいって相談してくると言ってますが弁護士費用などはどれくらいするものなのでしょうか?
最初に20から50万円ほどかかるかも知れません。事前によく相談して下さい。
> それから、明日の現地調査を断るわけにはいかないのでしょうか?
それはできません。最も、執行停止などの手続きをしますと裁判所から来ることはありませんが明日なら間にあわないでしよう。
来ても、何の心配もないです。聞かれたことを、そのまま答えれば良いです。聞かれることは、誰と誰がここに住んでいますか?などです。
> 独身時代の債権ということは、この家を当時は担保にすることはできなかったはず。後から、抵当物件にされる事などあるのでしょうか?
承諾していないなら、知らない間に抵当権の登記がされることはありません。
> 知らないうちに競売される事などあるのでしょうか?
先ほどのように抵当権実行による競売ではなく債務名義による競売と考えられますから、あり得ることです。
> 疑問だらけで申し訳ございませんが、よろしくお願いします。
一番重要な点をお話しします。それは、その建物に現在、抵当権の登記がありますか? もしもローンなどで買い受けているなら抵当権設定登記があるはずです。そうしますと、今回の債権者に配当が無いことが考えられます。そうしますと、その競売は裁判所の判断で却下(現在の競売を退けること)となります。私の予想ですが今回の競売は何らの心配はなさそうです。